樹木葬を知る本―花の下で眠りたい

樹木葬を知る本―花の下で眠りたい

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784385361437
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0077

内容説明

10余年、環境問題に取りくんできた地域活動家の住職が、墓と自然が共生する新しい葬送を実現させた―。花の咲く木を墓標にし日本の里山を蘇らせる注目の葬送が登場。

目次

第1章 樹木葬とは?
第2章 樹木葬が誕生するまで
第3章 樹木葬利用者と支援者の声
第4章 樹木葬墓地の歩み
第5章 樹木葬の実際―手続き・交通機関・地図ほか
第6章 樹木葬の背景と意味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eirianda

11
日本で初めて樹木葬を始めた岩手の祥雲寺、住職千坂氏。山を切り開いた此れ迄の墓地は自然を荒らす。樹木葬で荒れた山を生き返らせ、遺骨は木の下に埋めて自然に戻す。自然保護と衆生無辺誓願度(四弘誓願文)という理念に基づいたもの。最近は墓守りする後継者もいない人が多い。ここが出来てから他所でも樹木葬墓地が増えたが、理念より商売っ気たっぷりのところも多いとか。創始者がいなくなると形骸化しちゃうもんなぁ。その辺の檀家制度に乗っかってるお寺も次世代はどうなるやら。Amazonのお坊さん便でやっと危機感持ったみたいだけど。2016/04/04

ハイサイ

4
雪が降ると一関の山に眠る祖母を思い出し本を手に取る。地域再生、里山再生という広大な思想の元に生まれた日本初の樹木葬地について知ることができる。2012/01/21

ハイサイ

1
祖母はツリバナのもとに眠る2006/03/25

Quantum

0
岩手県一関市の祥雲寺「千坂嵃峰(げんぽう)」氏が始めた樹木葬墓地。財力や権力の象徴ともなりうる墓石への違和感と自然を育む山林・里山の保全という価値を、樹木葬という形で結実させた。骨壺のまま墓石の下に納める方法と異なり、骨を土に還す。永年供養の問題も、初期費用50万円程度とその後の維持費用8000円程度で済み、弔い上げの33年が経過すれば、再利用の可能性があるという。ただ、一つ不明瞭なのは、いったいどのくらいの期間で人骨は土に還るのか、諸条件に左右されるようでもあり、明確なデータに乏しいこと(?)2014/10/19

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