出版社内容情報
学校教育における琉球列島の言語文化の継承発展を展望する
本書は、次の三つをねらいとする。
(1) 琉球列島の言語文化をめぐる現況や教育の歴史を振り返り、先人の継承発展の願いを汲み、これまでに蓄積されてきた優れた実践事例を集約する。
(2) 言語学研究者と教育研究者が互いに協力し、今後の学校教育における琉球列島の言語文化の継承発展を展望する土台とする。
(3) 北海道や東北地方における試みに学び、広やかな視野から琉球列島の言語文化の継承発展を展望していく。さまざまな地域を結びながら、各々の言語文化の尊厳に基づき、多様性に富む言語文化の継承発展に共に力を合わせていきたい。
【目次】
はじめに 中本 謙
第Ⅰ部 琉球列島に根ざした言語文化と学校教育
第1章 琉球列島の言語文化の継承をめぐる現況と課題 中本 謙
第2章 古典文学副読本から見る「琉球列島に根ざした言語文化と学校教育」 村上 呂里
第3章 琉球の民話を教材化する─「琉球漢文」と「方言再話」の活用─ 西岡 敏
第4章 琉球諸語「仮名表記法」の現在 仲原 穣
第5章 組踊の普及と学校教育 嘉数 道彦
第6章 小学校における「しまくとぅば」教育 平井 りい子
第7章 「琉球列島に根ざした言語文化」の学び[実践事例]
■実践事例1 八重山・季節の言葉(小学校) 八重山の歳時記づくり 仲本 秀男
■実践事例2 宮古・八重山の民謡(小学校) 単元 ことば博士になって、「ことばの道」を想像しよう 村上 呂里
■実践事例3 沖縄本島・おもろさうし(小学校) 小学校におけるオモロ歌謡の教材化と授業
米嵩 睦子
■実践事例4 沖縄本島・琉歌(中学校) 琉歌の鑑賞から創作へ 名冨 綾乃
■実践事例5 沖縄本島・琉歌(中学校) 琉歌学習から広がる沖縄のこころ 松村 真実子
■実践事例6 八重山・とぅばらーま(中学校)「とぅばらーま」作詞に挑戦! 佐渡山 圭吾
■実践事例7 しまくとぅばに訳す(高校) 「しまくとぅばの普及」につながる学社融合授業の工夫 安次冨 民子
■実践事例8 琉球漢詩文①(高校) 高等学校における琉球漢詩文の授業実践 西岡 華穗子
■実践事例9 琉球漢詩文②(高校) 程順則になって蔡温の手紙に返信する 古堅 裕之
コラム 心に刻まれる琉球のことばと風景 伊良波 賢弥
第Ⅱ部 北海道・東北地方の実践に学ぶ
第8章 国語科でアイヌ民族の文学作品を高校生と読む実践から多文化共生について考える 戸川 貴之
第9章 子どもの詩にみられる方言表現と学校教育(国語教育) 児玉 忠
第10章 東北地方の言語事情と方言昔話を中心にした活動 竹田 晃子
おわりに 村上 呂里
目次
第1部 琉球列島に根ざした言語文化と学校教育(琉球列島の言語文化の継承をめぐる現況と課題(中本謙)
古典文学副読本から見る「琉球列島に根ざした言語文化と学校教育」―今日の実践と結んで(村上呂里)
琉球の民話を教材化する―「琉球漢文」と「方言再話」の活用(西岡敏)
琉球諸語「仮名表記法」の現在―これまでの仮名表記と沖縄県の「しまくとぅば表記」(仲原穣)
組踊の普及と学校教育―「組踊の楽しみ方」「組踊版スイミー」を例に(嘉数道彦)
小学校における「しまくとぅば」教育―地域に支えられた学校ぐるみの取り組み(平井りい子)
「琉球列島に根ざした言語文化」の学び[実践事例])
第2部 北海道・東北地方の実践に学ぶ(国語科でアイヌ民族の文学作品を高校生と読む実践から多文化共生について考える(戸川貴之)
子どもの詩にみられる方言表現と学校教育(国語教育)―北海道・東北を例に(児玉忠)
東北地方の言語事情と方言昔話を中心にした活動―「釜石 漁火の会」の活動支援と連携を通して(竹田晃子))
著者等紹介
中本謙[ナカモトケン]
千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(学術)。琉球大学教育学部教授(日本語学担当)
村上呂里[ムラカミロリ]
京都大学文学部卒業・神戸大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。琉球大学教育学部教授(国語教育学担当)。中学校国語教科書編集委員(三省堂)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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