内容説明
「あなたのこと、忘れない」実名・直筆の262枚のハガキ(読者カード)につづられた誕生死。1枚が1つの命の証。読者が作った“小さな命のアルバム”。
目次
2002年・『誕生死』読者カード(岩本三夏子;高野千秋 ほか)
2003年・『誕生死』読者カード(山下敬子・早坂正俊 ほか)
2004年・『誕生死』読者カード(大久保智津子;和田森由紀子 ほか)
2005年・『誕生死』読者カード(榎木千代子;海津真奈美 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南
11
傷つく励ましワードの周知と、悲しみの疑似体験ができる一冊。経験していないと深いところでは分からない気持ちもあるが、全く読んでない人より分かる部分もある。「あんたは子どもが2人いて幸せなんだよ」と実母に言われると、妹との違いを指摘されている気がする。自分の子どもが生きる、亡くなってしまうのは私にどうこうできることではないので、だから幸せなんだと言われても、嬉しくはない。私の長女も首にきつく二重にへその緒が巻きついており、帝王切開した執刀医が、生きていて良かった、とものすごくホッとしてくれたのを覚えている。2024/12/14
asagon
1
こんなに多くの人が悲しみを胸に秘めて生きている。臍帯過捻転など、赤ちゃんとお母さんが全く健康でも、偶然にもへその緒が巻きついて死に至ることもあるなんて、妊娠は病気ではない=安全では決してないのだと実感。2016/07/29
白としろ
1
『誕生死』を読んだ読者たちからの、自身の体験や感想を記した読者カードを掲載。2016/03/28