青年海外協力隊(ボランティア)の正体

青年海外協力隊(ボランティア)の正体

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784385358291
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C0030

内容説明

「協力隊なんて、いかにもうさんく臭いよ。いかがわしいもいいところだ」という声もある。だからといって、協力隊の評判は国内でも海外でもすこぶるいい。この落差は何なのか。著者は協力隊の本当の顔を知りたいと思った。それが、世のボランティア像を解く重要な鍵となる。

目次

プロローグ ボランティアの謎(協力隊の二つのイメージ)
第1章 南米で協力隊員を取材する(ボリビアの女性隊員;ピラニア釣り;刑務所を訪れる ほか)
第2章 日系移民の海外雄飛(ボランティアから見た移民、移民から見たボランティア;内山田英雄の旅立ち;パラグアイ開拓移民の生活 ほか)
第3章 エチオピアの二人の日本人(帰国職員の悩み;エチオピアで市場を取材する;アジス・アベバの奇妙な夜)
第4章 若き協力隊員のエチオピア白書(悲惨な旅立ち;仕事のない職場;エルサとの出会い ほか)
エピローグ 在日日本人(ボランティアは熱くなり過ぎてもダメ;協力隊のグランドデザイン;黄金の時)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みーなんきー

7
国費で二年間、発展途上国に行き、カルチャーショックと闘い、懸命に活動しても、その後その住民に何を残せるのか、自分の人生にどう生かせるのか。今の日本には、協力隊から帰国した人を評価したり、関心を持つ文化ははっきり言って無いだろう。苦労して国際的な人間力を磨いても、帰国後、真逆の価値観の中に埋もれ不適合を起こしてしまう、懸念通りの展開だった。日本の常識は国際感覚とかけ離れているのに、何故日本は協力隊を送り続けるのか?偽善か?こういう本音の本は大好き。面白かった!2014/07/27

Atsushi Nagata

3
暗い背景に赤字のタイトルというおどろおどろしい表紙からして、多くの人に読んでもらいたいという気持ちは一切感じられない残念な本。さて、この本を現役の青年海外協力隊員が読むと程度の差こそあれ以下のような感想を抱くはず。「出版されてから10年以上も経つのに、協力隊を取り巻く環境なんて何も変わっていないじゃないか。」と。大きな変化といえばインターネットのおかげで、任地にいながらにして(現にこうして)情報(受)発信ができるようになったことくらいか。個人的には「ボランティア」なんてものに振り回される必要はないと思う。2015/01/04

Akio Kudo

1
★★★★★ 素晴らしいルポ。実際の現地で協力隊に取材していて、説得力がある。文章表現が高く、こなれている。2018/10/19

もりっち

1
OBとして感じている心情や問題点の列挙は参考になったが、著者自身のどことなく横柄な雰囲気とエヴァのラストか?と思うような自己分裂的語りが個人的には受け付けなかった。2016/09/04

あひる

1
読みやすかったが、実際何をしてきたのか?よく分からなかった。2013/12/30

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