内容説明
本書は江戸時代の村落社会の構造と秩序とを明らかにし、その歴史的変動とそこに内在する生産と経営、女性と子供、村の荒廃と復興などの問題を解明。著者の二十年間に及ぶ研究成果を集成。
目次
第1部 村の構造と農民経営(水田単作地帯における村と地主;封建制解体期畿内農村の構造;明治初年の農民経営)
第2部 村落秩序の変化(村の秩序とその変化;旗本支配と世直し)
第3部 村と女性(農村女性の労働と生活;幕藩権力と女性;食売旅籠屋と食売女)
第4部 村の改革(天保期下層農民の存在形態;大原幽学にみる「家」と女性・子供;農村荒廃と人口政策)