感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
15
神話や伝説を語り伝えてきたのは、男も女も関係ないだろうけど、編纂は男の、権力者の意思が強く関与しているのではないか。 民話だとそんなに気にならない、男のための物語が、神話の類には多いように思える。 際限もなく同じような事例(四つの川、炎と氷、二つあるいは一つの木)が並べ立てられるので、正直退屈な読書。 そんな中、東京への空襲がシャングリ・ラから行われたって文章が、驚きに満ちている、しかしこのことについて、作者は特に掘り下げない。 わざわざ文章にしたのだから、気にはなったんだと思うが。2023/06/07