感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Skeltia_vergber
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1981年に筑波大学で行われた「見世物と民族娯楽の人類学」というシンポジウムが元になり、当時の世界的な研究者による論文集。編者であるV.ターナーによれば、シンポジウムの要点は3点。1)スポーツの象徴論的および宇宙論的な次元の解明、2)見世物の記号論的分析、3)遊園地および祝祭の空間の分析(p425)とある。世界的な規模の学会報告を元にしたものだからもちろんボリューム満点。個々の論文が扱っているテーマやフィールドも多彩。時間はかかったけれど非常におもしろい論文があって、勉強になりました。2009/10/07