内容説明
憲法の解釈は、時々の政治状況・社会状況・経済状況を抜きにしてはなされ得ない。憲法学は、法社会学との結合により科学的になされるべきだと主張する著書が、人権保障・恒久平和の理念を堅持しつつまとめた書。
目次
序章 憲法の科学的解釈
第1部 人権の保障と制約(逮捕と人権;迅速な裁判を受ける権利;検察官上訴の再検討;教授・教育の自由;生存権および環境権;教育を受ける権利;公共の福祉―比較憲法史的、法社会学的考察;人権の濫用―比較法学的、法社会学的考察)
第2部 戦争・戦力の放棄(憲法9条の文理解釈の検討;憲法9条の法社会学的解釈の検討;学説・判例の対応と9条の科学的解釈)
第3部 統治機構の民主化・平和化と最高法規(衆議院の解散;国務大臣の文民性;条約の違憲審査;憲法の最高法規性;正しい憲法解釈実現のために)
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- 和書
- 共済便覧 〈平成7年版〉