カフカ事典

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784385154343
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0598

内容説明

フランツ・カフカの人と作品を集大成。小説から草稿・断片までカフカの全作品を最新の資料をもとに解説。機械、健康法、金銭、映画、女性、動物、参歩など多彩な切り口から描きだす「新しいカフカ」。

目次

フランツ・カフカ―人と作品
カフカ文学をめぐる十二章
カフカの作品(小説;新聞・雑誌への発表作;草稿・断片)
カフカ・キーワード

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。『海山のあいだ』(角川文庫)で講談社エッセイ賞、『ゲーテさんこんばんは』(集英社)で桑原武夫学芸賞、『ファウスト』の新訳(集英社)で毎日出版文化賞、『カフカ小説全集』(白水社)で日本翻訳文化賞

若林恵[ワカバヤシメグミ]
東京生まれ。1997年東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学講師。ドイツ文学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

10
【概要】カフカ文学にまつわる12のテーマ、作品解説、キーワード解説から構成される。【感想】エッセイ寄りのものと事典のかっちりした項目とで分かれており、役割分担したとのこと。作品解説にて短編まで広く取り上げられているが、あらすじレベルのと複数の解釈が提示されるものと濃淡があった。中国に関心を抱いていた、チェコ・プラハではドイツ語はマイナー言語だったために書き言葉と話し言葉が一致していたことがカフカのドイツ語の純粋さに資したなど初めて知ることもあった。2024/11/04

Tonex

7
本格的な専門事典ではなく、一般向けの読む事典。▼執筆は前半の「カフカの甦り はじめに」「フランツ・カフカ 人と作品」「カフカ文学をめぐる十二章」(いずれも単なるエッセイ)が池内紀、後半の「カフカの作品 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」「カフカ・キーワード」「カフカへの解釈」「年譜」(事典らしい部分)が若林恵。▼池内紀の文章はカフカのプロと思えない誤りだらけ。カフカが41歳で死去した(誕生日前に死去したので正しくは40歳)とか、恋人のミレナがアウシュヴィッツ強制収容所で死んだ(正しくはラーベンスブリック強制収容所)とか。→続く2015/12/16

つばき

1
カフカがどこで、どんな時代に、どんな風に生きていたのか、それがよく分かりました。作品解説もあって、ストーリーがあるのかないのかわからないカフカの短編を、簡潔にまとめてくれているので、カフカ作品にまだ馴染みきっていないあたしは助かったわ。作家の背景を知ることができました。2012/02/06

よだみな

0
池内著だと信憑性とかいろいろ気になってしまうのだが、参考になりました。2023/09/01

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