出版社内容情報
共同通信が配信した27年間の膨大な追悼文を1冊に凝縮。掲載文約770編。物故者索引、筆者索引、キーワード索引付き。
共同通信が全国の新聞社に配信した27年間(1989年から2015年まで)の膨大な追悼文を1冊に凝縮。掲載追悼文約770編、筆者約460名。物故者索引、筆者索引、そして故人を知るキーワード索引付き。心に響く1編と出合える、空前の人生の風紋を記録する大事典。
内容説明
共同通信配信の追悼文27年分(1989年~2015年)を1冊に凝縮。掲載追悼文約770編、筆者約460人。追悼文本文と「物故者・筆者・キーワード索引」付き。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すいれん
2
1989~2015年の追悼文。知ってる人も知らない人も。まだご存命だと思っていた人も。享年死因もいろいろ。感謝や惜しむ気持ちがいっぱいで、胸がいっぱいになる。追悼した側も追悼されていたりする。時間の流れって容赦ないんだなと、しみじみ。2016/07/15
田中峰和
0
カラヤンに始まり、野坂昭如に終わる昭和と平成を駆け抜けた著名人の追悼文集。14年末高倉健と菅原文太が相次ぎ亡くなった。東映ヤクザ映画出身ながら、全く違う道を歩んだ。高倉が寡黙で凄味のある役柄から善良かつ男らしい庶民の役を演じる離れ業をやったのに対し、菅原は無頼の世界の匂いを払拭せず歳を重ねた。菅原の追悼文を書いたのが、ゆとり教育の寺脇研で、彼が映画評論家の肩書なのに驚いた。脳梗塞で倒れて以来、人前に出なくなった野坂の追悼文執筆は作家の阿部牧郎と村松友視。担当編集時代、振り回された村松の苦労が目に浮かぶ。2016/09/03