出版社内容情報
幅広い層に伝わる適切な表記や表現をするための「用字用語辞典」の増補改訂版。
注意したい日本語の常識が一冊に!
新聞・放送で使われている表記や用語、表現は、様々な読者や視聴者への伝わりやすさ(分かりやすく、違和感なく)に配慮して日々継承・更新されています。
表記の統一や表現に困ったときなど、日本語のSOSにこたえる便利な辞典の改訂新版です。
?類書を圧倒する最新の15,000項目
?すぐ引ける五十音配列
?読んで役立つコラム61
?便利な漢字表3種
◆同音異義語、異字同訓の使い分け
*暗号・暗合|*解錠・開錠|開放・解放 …
◆漢字か仮名かなどの書き表し方
あっせん|改ざん|かくはん|*架け橋|肩書|絆 …
◆交ぜ書き、代用字の解消
*意気軒昂(けんこう)|*攪乱(かくらん)|*燻製(くんせい)| …
◆難しい言葉などの言い換え
惹起(→引き起こす)|揶揄(→からかう、冷やかす)| …
◆読み方注意
荒らげる|一世一代|大地震|九代目 …
◆アクセントの使い分け
巨人(進撃の~・~の星)|クラブ(?楽部・ダンス)|バッテリー(野球・電池) …
◆誤りやすい慣用句など
いやが上にも・いやが応でも|汚名返上(汚名挽回) …
◆注意が必要な用法
課金|すごい(おいしい)|*違う(違かった・違くて・違くない) …
◆重言
後で後悔する|各位様|過半数を超える|*寺社仏閣 …
◆用語の変更
暗号資産(仮想通貨)|*エムポックス(サル痘)|*希ガス・貴ガス …
◆改称、新名称
*アスタナ(ヌルスルタン)|*大阪公立大学|*キーウ(キエフ)|*チョルノービリ(チェルノブイリ)…
◆注意したい人名・地名
*恵比寿・恵美須|鹿嶋・鹿島|*霞が関・霞ヶ関|コンゴ共和国・コンゴ民主共和国 …
◆社名、店名、サービス名、商標など
*ALSOK|*イトーヨーカ堂、イトーヨーカドー|*ウェザーニューズ、ウェザーニュース …
◆知っておきたい語義、類義語
*系属校・付属校|ゴールデングラブ賞・ゴールドグラブ賞|*電車・列車| …
◆最新のカタカナ語、ABC略語
*アルムナイ|*カーボンニュートラル|*カスタマーハラスメント|*DBS|*DEI|*GDI…
◆情報関連
*エコーチェンバー|*デジタルフォレンジック|*バズる|*AGI|*GAFAM(ガーファム)|*MAU …
◆ジェンダー関連
*アウティング|*アライ|*カミングアウト|*ジェンダーギャップ|*CEDAW|*LGBT|*WPS …
◆実用的なコラム
*オリンピック開催地|*外来語の表記と発音| …
◆付録 大きな見出し字の便利な漢字表(4段縦組み)
マスコミ常用漢字表|字体が問題になる表外漢字表|中国簡体字表
(* 第2版で新規立項ないしは修訂)
【目次】
内容説明
マスメディアが使う、スタンダードな日本語。類書を圧倒する15,000項目。すぐ引ける五十音配列。読んで役立つコラム61。重宝する漢字表3種。
目次
本文(「あ・ア」~「記号」)
付録 漢字の部(マスコミ常用漢字表;字体が問題になる表外漢字表;中国簡体字表)
著者等紹介
前田安正[マエダヤスマサ]
未來交創代表取締役/文筆家/文章コンサルタント。1982年朝日新聞社入社。元校閲センター長。漢字や日本語に関するコラムを約10年担当。企業・自治体などを対象に「執筆・リライト・編集・校閲」についてのコンサル・研修事業を展開
関根健一[セキネケンイチ]
日本新聞協会用語専門委員/大東文化大学非常勤講師。1981年読売新聞社入社。元用語幹事。元文化審議会国語分科会委員(2011~20年度)。2022年度文化庁長官表彰
時田昌[トキタマサシ]
(株)ヴェリタ顧問/校正・校閲業。1986年産経東京校閲センター編集校閲部入社。産経新聞社編集局校閲部次長、用語委員、校閲部長などを歴任。日本新聞協会新聞用語懇談会委員として20年余り、マスコミの用字・用語のルールづくりに参画。現在、単行本・ウェブニュースの校閲や日本語関連の執筆に取り組む
小林肇[コバヤシハジメ]
日本経済新聞社用語幹事/専修大学協力講座講師。1990年日本経済新聞社入社。元記事審査部次長、人材教育事業局研修・解説委員。日本新聞協会新聞用語懇談会委員
豊田順子[トヨダジュンコ]
アナウンサー。1990年日本テレビ放送網入社。33年間アナウンサーとして情報番組やスポーツ番組のMC・実況中継を担当し、報道番組では米国同時多発テロ事件など国内外のニュース現場を取材。2023年から2年間、日テレイベンツ取締役・日テレ学院学院長として若手アナ育成のほか、様々な世代や立場に向けての研修講義を行う。元日本新聞協会新聞用語懇談会(放送分科会)委員
島津暢之[シマヅノブユキ]
読売新聞東京本社紙面審査委員会用語幹事。1992年読売新聞社入社。元校閲部次長。読売新聞夕刊「漢字の感じ」を連載中。小学校・中学校(国語)・高等学校(国語)の教員免許(専修)を持つ。日本新聞協会新聞用語懇談会委員
比留間直和[ヒルマナオカズ]
朝日新聞社校閲センター次長。1993年朝日新聞社入社。元用語幹事。校閲記者として用字用語のルールづくりや新聞製作システムにおける文字・辞書関係のインフラを多く担当。自社の表外漢字字体変更(2007年1月)にあたったほか、社外ではJIS第3・第4水準漢字の制定(2000年)と改正(2004、2012年)、第1・第2水準漢字の改正(2012年)に委員として関わる。日本新聞協会新聞用語懇談会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。