内容説明
日本の伝統美に「木の文化」をみるとすれば、韓国のそれには「土の文化」をみることができる。わが国とよく似た風土のもとに育まれ、今まであまり語られる機会のなかった韓国の伝統美を、比較文化論的視点から興味深く探る。
目次
1 日韓の美意識
2 白は悲しみの美か
3 白のチョゴリと色彩感覚
4 庭師は裏山を作る人
5 韓国(韓国の東洋画)の真髄
6 李朝の桃源図
7 李朝美人は7頭身?
8 韓国画壇の問題点
9 風流と妓生
10 食生活の中のモッ(風流)
11 家具と室内装飾
12 韓国の紋様
13 古木器の持つ美とは
14 運命を甘受した涙
15 陶芸の「あそび」と芸術性
16 韓国画壇最新事情