出版社内容情報
世界的に大人気ミヒャエル・ゾーヴァの挿絵入り。世界の天気を左右する「お天気マフィア」と、4人のドイツの子どもたちとの探偵合戦を描いた、大人のためのファンタジー。
世界の天気を左右する力を持つ「お天気マフィア」と、4人のドイツの子どもたちとの探偵合戦を描いたファンタジー。物語のアイディアのもとになっているのは、ドイツのことわざ『残さずに食べて、お皿を空にしない。そうしないと明日、お天気が悪くなる』です。もちろん、お皿とお天気とがまるで現実に関係あるかのよに解釈して、世界中の天気をコントロールしようと試みる怪しい「お皿監視人(tellerwaechterテラーヴェヒター)」たち。彼らのたくらみを知った、子どもたちは、食事の際に、彼らの予測できない行動をとり、お皿監視人たちを大混乱に陥れます。「お天気マフィア」対子ども探偵団の戦いは‥‥はたしてどんな結末を迎えるのか。
【著者紹介】
著者 ハンス・ツィッパート
1957年ビーレフェルト生まれ。ジャーナリストとして、フランクフルター・アルゲマイネ紙、ヴェルト紙上等に寄稿。機知に富んだ記事・エッセイで評判が高い。特にヴェルト紙の人気コラム『Zippert zappt』は毎日の連載記録が10年を迎え、2007年表彰を受ける(Henri-Nannen-Preisを受賞)。
内容説明
ドイツでは「お皿に食べ物を残すと雨」「お皿をカラにすれば晴れ」と言われています。このお皿とお天気をつなげた言い回しを逆手に取って、お皿監視ビジネスを手がける「お天気マフィア」。彼らはお皿を監視して、思うがままに天候をコントロールしようとします。このたくらみの危険性を見抜いた4人の子どもたちが、お天気マフィアに立ち向かいます。日頃から探偵団を組織している4人が、お皿監視人たちを大混乱に陥れるためにとった戦術とは…!?奇才ハンス・ツィッパートのウィットに富んだちょっと不思議な物語と、世界的に大人気の画家ミヒャエル・ゾーヴァのコラボレーションをお楽しみください。
著者等紹介
ツィッパート,ハンス[ツィッパート,ハンス][Zippert,Hans]
1957年ビーレフェルト生まれ。ジャーナリストとして、フランクフルター・アルゲマイネ紙、ヴェルト紙等に寄稿。機知に富んだ記事・エッセイで評判が高い。ヴェルト紙の人気コラム『Zippert zappt』は連載記録が10年を越え、2007年Henri‐Nannen‐Preisを受賞
ゾーヴァ,ミヒャエル[ゾーヴァ,ミヒャエル][Sowa,Michael]
1945年生まれ。ベルリンの造形芸術大学で芸術教育を専攻。半年間教育に携わったのち、画家、風刺漫画家、イラストレーターとして活動。ベルリン在住
諏訪功[スワイサオ]
1936年東京生まれ。玉川学園高等部、東京外国語大学、東京大学、ボン大学等でドイツ語、ドイツ文学、ドイツ語学を学ぶ。首都圏の諸大学、カルチャーセンターで教えるかたわら、「NHKラジオドイツ語講座」講師、ウィーン大学客員教授、「基礎ドイツ語」編集長を経て、1999年一橋大学名誉教授、2003年~2006年獨協大学特任教授。『バルトルの冒険』(同学社2007。ドイツ文化センター翻訳賞「ダウテンダイ・フェーダー2008」受賞)など、ドイツ語学、ドイツ文学の翻訳などがある
シュレヒト,ヴォルフガング[シュレヒト,ヴォルフガング][Schlecht,Wolfgang]
1950年ドイツ・バイエルン州生まれ。ミュンヘン大学で哲学、東京外国語大学及び東京大学大学院で日本学を学ぶ。三修社でドイツ語教材・辞書の編纂に携わったのち、早稲田大学でドイツ語を教える。現在早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
藤月はな(灯れ松明の火)
星落秋風五丈原
TANGO
キジネコ