出版社内容情報
今年度ノーベル文学賞受賞!ヘルタ・ミュラーの唯一の邦訳が新装版で刊行決定。
チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。家宅侵入,尾行,盗聴。恋愛感情さえスパイ活動に利用され,誰かを好きになることが,親友を傷つける。若い女性教師アディーナの見た独裁制の恐怖。秘密警察に追いつめられ田舎に身を隠す彼女に届いた独裁者が打倒されたというニュース。しかし,再び街に帰った彼女が見たものは……。
内容説明
チャウシェスク独裁政権下のルーマニアを舞台に家宅侵入、尾行、盗聴。つきまとう秘密警察の影に怯える日々。そうしたなかで、ひとりの女が愛にすべてを賭ける。しかしそれには、親友との友情を引き裂くものだった…ノーベル文学賞受賞!祖国を追われた女性作家ヘルタ・ミュラーが描くチャウシェスク独裁政権下のルーマニアを舞台に繰り広げられるあまりに切ない物語。
著者等紹介
ミュラー,ヘルタ[ミュラー,ヘルタ][M¨uller,Herta]
1953年ルーマニア・ニツキードルフ生まれ。ドイツ系少数民族の出。母語はドイツ語。1987年にドイツに出国、現在はベルリン在住。クライスト賞(1994年)、ヴュルト=ヨーロッパ文学賞(2006年)など多数の文学賞のほか、2009年にはノーベル文学賞を受賞
山本浩司[ヤマモトヒロシ]
1965年大阪生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。現代ドイツ文学専攻。広島大学総合科学部講師を経て、早稲田大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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