内容説明
泥沼の治安戦争と占領作戦の全貌を徹底検証。
目次
第1部 イラク戦争(地上軍を地球のウラに緊急派遣せよ!;二一日で勝利したイラク戦争地上戦:フセイン政権を叩き潰した『イラクの自由作戦』 ほか)
第2部 イラク治安戦争(二〇〇三年の大規模掃討作戦:フセイン父子捕殺!スンニ派三角地帯の攻防戦;二〇〇四年サドル派民兵軍との全面戦争 ほか)
第3部 占領作戦マニュアル(軍事インターネットと陸軍期待のデジタル重師団;M1戦車・ブラッドレー装甲機動部隊の市街作戦 ほか)
資料編 兵隊をIED(即製爆発物)攻撃から守る方法:後手に回った装輪車輌の装甲化対策とロボットの配備
著者等紹介
河津幸英[カワズユキヒデ]
1958年静岡県生れ。軍事評論家。立命館大学卒。日本唯一の軍事問題専門誌、月刊「軍事研究」編集部(株式会社ジャパン・ミリタリー・レビュー社)に勤務。編集委員。湾岸戦争を中心とする現代軍事戦争史、太平洋戦争の上陸作戦、米国海軍隊や陸軍を中心とするアメリカ軍のメカニズム、兵器テクノロジーを中心研究テーマに据え、「軍事研究」本誌等に論文を発表するとともに公演活動もこなす
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感想・レビュー
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スカイバニラ
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2005年刊。03年から05年までの米軍のイラク侵攻から占領、そして掃討作戦などの治安戦について解説した本。内容は3部に分けられていて、第1部は派遣軍の輸送システムの解説から「イラクの自由作戦」の概要と一連の地上戦について。第2部ではイラク占領後のフセイン元大統領捕縛作戦、ナジャフとファルー第3部は米軍の戦術インターネットとデジタル重師団の編成と砲兵・前線兵站システムについて。そしてM1A2戦車のデジタル能力を拡張したM1A2SEP戦車とブラッドレー歩兵戦闘車の市街戦を米軍の野戦教範を通して解説してます。2012/09/15
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- 和書
- 怪しい顕微鏡