内容説明
十字路にはぐくまれた歴史の不思議―本書はコーランの祈り漂うトルコに、ヒッタイト、ヘレニズム、ヴィザンチン、イスラム等、東西のあらゆる文明の跡を求めて、悠久の時をさかのぼる。
目次
海に漂うイスタンブール
ヒッタイトの風
アナトリア大地の記憶
ギリシア神話の風景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
293
タイトルは絵の花井正子の要請によるものかと思われる。私にはあまり好みの絵ではないが、『トルコ幻想』とのネーミングにはかなうだろう。本文はイスタンブールに始まり、ヒッタイトの地を経て、アナトリア、地中海をめぐる紀行である。著者の新田純子が文中で自分はミッション系の中高一貫校の出身だと語っているが、エフェッソスで、そこがパウロの宣教拠点であったこと、また伝説ではあるが聖母マリア終焉の地であったことなどに触れており、キリスト教学校らしさを示している。他はそれほど特徴を感じないが、トルコ一円をかなり広くカヴァー⇒2023/10/19
k_
1
正直期待はずれでした2009/08/09