出版社内容情報
(「まえがき」より)
かつて、日本の働き方は「気合」と「根性」が支配する時代でした。
長時間労働、飛び込み営業、終身雇用といった昭和のビジネススタイルは、経済成長期の成功モデルとして社会に根付いていました。
しかし、現代の社会は大きく変わりました。働き方改革、デジタル化、リモートワーク、そして評価の多様化。
こうした新しい潮流の中で、従来のやり方がむしろ障害となる場面も増えています。
それでも変化を避けたいという「損失回避バイアス」によって、古い慣習にしがみついてしまう人や組織が少なくありません。
本書では、そうした無意識の非効率に気づき、それをどうアップデートするかをテーマにしています。
物流・ロジスティクスの考え方をベースに、「いかにムダを排除するか」「どうすれば選択肢を絞って判断しやすくするか」といった行動経済学的な視点も交え、令和時代の"考える仕事術"を、わかりやすく解説していきます。
【目次】