出版社内容情報
本書で取り上げた「ガバメントアクセス」は、デジタル世界において本質的に新しい型の課題である。仮に「政府による民間データ管理に対する介入」と意味づけすると、「良い介入」と「悪い介入」の違いをきちんと認識することが、データを「新たな資源」として活用する際に必ず必要となる。ガバメントアクセスの目的・目標、その明確な基準、目的外使用の防止、さらにすべてに必要な透明性の重要性について担保されなくてはならない。本書ではこれからのデジタル社会、デジタル経済にかかわる根幹的な課題を正面から取り上げている一冊である。
目次
第1章 本書の問題意識と目的・検討方針
第2章 ガバメントアクセスルールを検討に向けた事例収集と分析
第3章 先行するガバメントアクセスに関連する規律議論の例
第4章 個人・非個人データによらないガバメントアクセス規律要素の検討
第5章 検討結果のまとめと展望
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