出版社内容情報
持続可能な成長に取り組むすべての企業・団体へ!
「ESG」とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス=企業統治)の3つの単語の頭文字を並べた言葉で、いま企業が取り組むべき課題であり、環境、社会、ガバナンスに関わるさまざまな問題を解決しながら、持続可能な経済成長を目指す経営を指します。投資家がESGを指標の1つとして投資対象を選定するようになるなど、広く知られるようになりましたが、一方で、目標が幅広くややあいまいなイメージが強いため、どのように経営に取り込めばよいか、具体的な方法に悩むケースが多いのが現状です。
本書では、SDGsのゴールとターゲットを事業に紐付けながら、ESG(環境、社会、企業統治)の視点で企業活動を行うための基本的な考え方を解説しつつ、社会課題の解決と企業収益の向上を調和させながら、企業が成長を続けていくための具体的な方法(ESG経営)をわかりやすく解説した内容となります。
目次
第1章 ビジネス環境の変化とSDGs・ESG(SDGs・ESGが提唱された背景とそれぞれの意義;ESGマネジメントおよびその関連用語の定義;ESGマネジメントの必要性)
第2章 ESGマネジメントの実践(ESGマネジメントの全体像;現状の把握;バックキャスティング思考による目標設定;ESGの視点による事業投資;知的財産を資本として認識し、利権化し、企業的価値を高める;事業計画の要素とESGマネジメントの関係;KGIとKPIの設定)
第3章 ESGマネジメントの具体例(株式会社佐藤製作所;有限会社原田左官工業所;日本理化学工業株式会社)
第4章 SDGs・ESG関連情報の発信・開示(ESG関連情報を発信・開示する意義;上場企業におけるESG関連情報の開示;非上場企業におけるESG関連情報の開示;ESG関連情報の開示手順)