出版社内容情報
自ら状況を捉え、考え、意思決定し行動する従業員を育成することは長きにわたり組織の課題のひとつです。千差万別の顧客に対して競合と同等かそれ以上の満足を、一瞬のうちに最適に提供しなくては生き残れません。近年、ブランディング戦略を消費者へ向けてのみならず、社内向けに行う「インターナル・ブランディング」を重要視する企業が増えてきています。
企業理念やビジョンなど、目に見えない概念や価値を社員に理解してもらう活動を通じて、社員の質の向上にも重要な取り組みと考えられるようになってきています。
本書は企業内ブランディングに興味を持たれている方、そして具体的に自社への導入を検討されている方々への導入のヒントや着想を得ることができる一冊です。
内容説明
本書は、従業員の自律と共創を、企業内ブランディングによって推進していくための、理論と実践の手引書です。
目次
第1章 企業内ブランディングの狙いと理論的背景の概要(企業内ブランディングの概要;理論的背景の概要)
第2章 企業内ブランディングプロセスと実施のための7つのキーポイント(企業内ブランディングプロセス;企業内ブランディングマネジメントの7つのキーポイントの提案;定着化にむけて)
第3章 理論的背景を構成する個別研究の概説(インターナル・ブランディング研究の概観;主流理論モデルの研究;従業員ベースブランドエクイティの研究;ブランドチャンピオン/アンバサダーの研究)
著者等紹介
伊藤裕一[イトウユウイチ]
(一般社団法人)フォワード・ルッキング専務理事。外資系企業においてプロダクト(ブランド)マネジャー、マーケティング・マネジャー・ジャパン、事業部長、合弁企業の代表取締役社長を経て、マネジメント・トレーニング/コンサルティング会社を設立(現在も代表として継続中)。並行してビジネススクールや私立大学においてマーケティング担当の教授を務めた。社会学修士(組織心理学専攻)、MBA(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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