成功確率を高める意思決定

安藤 浩之【著】

産業能率大学出版部（2011/06発売）

• サイズ A5判／ページ数 207p／高さ 22cm
• 商品コード 9784382056473
• NDC分類 336.1
• Cコード C2034

出版社内容情報

「意思決定」について、その分析・判断・選択という一連のプロセスを紐解きながら、意思決定の成功確率を高めるための考え方やテクニックを解説し、さらに豊富なケースで意思決定を実践的に身につけていく

たとえば、ある日突然、上司があなたの取り組んでいるビジネス案件をストップさせたとする。上司に理由を聞いても、「とにかくトップマネジメント層の指示だ」と言うばかりで、まともな答えが返ってこない。この場合では、誰がどのように意思決定しているのか、そのすべてがブラックボックスになっていることを示している。本書は、このブラックボックスとなっている「意思決定」について、そのプロセスを紐解きながら、意思決定の成功確率を高めるための考え方やテクニックを豊富なケースを使って解説していきます。実践的なケースを用いて、考えながら意思決定のスキルを身につけていく、ビジネスに直結した内容となっています。

1章　意思決定概論
2章　判断基準の設定
3章　幅広い選択肢の検討
4章　影響の連鎖の探求
5章リスク許容限界
6章　不確実性の考慮
7章　総合演習～カフェの出店における戦略的意思決定をプレゼンせよ

【著者紹介】
安藤浩之
慶應丸の内シティキャンパス　シニアコンサルタント
戦略的意思決定論、組織・人材マネジメントを中心に企業内教育や各種講演で活躍。著書に「テクノロジー・マーケティング～技術が市場を創設する」（共著・産業能率大学出版部刊）のほか、論文多数。

内容説明

ビジネスを成功に導く意思決定の質を高める。意思決定の質を高める５つのフレームワークをケースに沿って自ら考え、力をつける。

目次

１章　意思決定概論
２章　判断基準の設定
３章　幅広い選択肢の検討
４章　影響の連鎖の探求
５章　リスク許容限界
６章　不確実性の考慮
総合演習

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[クリアウォーター]

★★★★☆本書は、ビジネス案件の成功確率の向上を価値として提供している。あくまで、意思決定の質を高めるために必要なフレームワークを取り扱っている。本書は社内研修の課題図書ではあるが、社内の役割としてリーダー役を担う以上、あらゆる場面で意思決定しなくてはいけないので、読むのが楽しみだった。しかし、結果は既知の内容(PMBOKと重なる所)ばかりだったので少し残念ではあった。ケーススタディがあるので実戦に近かったのだが、その内容も簡単なものだったので物足りなさが残った。ただ、復習としては十分に価値があった。

2022/04/30

[ともあきほ]

フレームワークや正味価値などの出し方など・・目新しいことはなかったが勉強になりました。計算は難しいけど。

2012/06/30