内容説明
経済大国日本と比べて、フィンランドは小さな国である。しかしながら、グローバル経済の中で、最も注目されている国の一つであり、グローバル・スケールで活躍するベンチャー企業を多数生み出している。その北欧の小国、フィンランドでは何が起こっているのか?を日本人の視点から解き明かし、今後の日本飛躍の一つのヒントにしてほしい。
目次
第1部 ザ・フィンランド・システムの真相に迫る(フィンランドとは;ザ・フィンランド・システムを解明する;考察 ハイテク・フィンランドの原点オウル・クラスターを解剖する)
第2部 フィンランド有望ベンチャー企業、優良インキュベーション組織に迫る(ハイテク立国を支える公的支援機関;注目インターナショナル・ベンチャー企業訪問)
第3部 ザ・ジャパニーズ・システムは実現するか(日本の知識集約型産業の問題点と可能性)
著者等紹介
矢田龍生[ヤダタツオ]
1976年東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。その後、ビジネスプロデュースを行なうヴォヴィスに設立メンバーとして参加、現在、ヘルシンキ経済大学インターナショナルMBAプログラムに在籍中。大学在学中からインターネットビジネスに携わり、数多くのインターネット、IT関連のビジネスに対してのコンサルティング活動に従事。その未来を見通す視点には定評がある。戦略、オペレーション、デザイン、システムなどの幅広い知識を持ち、日本だけでなくフィンランドを初め欧州のIT業界にネットワークを持つ
矢田晶紀[ヤダアキノリ]
1945年生まれ。法政大学社会学部卒業後、矢田環境デザイン研究所設立。コンサルタントデザイナーとして独自のジャンルを切り開く。ITが起こす変化にいち早く注目し、リアル企業のITへの取り組みを促進させ、数々の新しいビジネスを成功へ導いている。また、都市研究分野ではその鋭い視点に定評があり、日本・世界の都市動向にも卓越した見識で提案を行っている。豊富な人脈と機動力を生かした情報収集・分析力で、来るべきトレンドを環境デザインの視点から確実に予見し、各方面より絶大な信頼を得ている。企業や自治体・中央省庁のコンサルタント活動を行う傍ら、業界紙、経済紙の執筆、講演など幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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