内容説明
建設・建築業界は、バブル時代の膨大な債権、それに加えて、規制緩和と公共事業の削減等の影響で、ゼネコン三社の倒産に見るように浮沈の時を迎えている。しかし、この苦境は、業界自らが招いた結果といえる。規制に守られ、公共投資依存、談合体質、下請に丸投げ等、古い慣習を続けていたからだ。しかし、もはやそれは通じない。本書は、建設・建築業界と会社が古い慣習に染まってしまって、普通の会社になっていないことを指摘。他産業と比較しつつ、人・物・金(経営)と現場を中心に、具体的に、どこを、どう改善・変革すべきかを大胆に提言する。大競争時代に生き残る最善の方策を明示した書。
目次
1章 変革を迫られる建設・建築業界
2章 いままでの経営常識は非常識になった
3章 自社の特色を強力にだして差別化する
4章 建設・建築業の特徴を理解し、品質の向上をはかる
5章 ロス管理で損失を発生させない
6章 工期の短縮化はコストダウンに大きな効果
7章 資材・機材の購入法を変えてコストダウンを
8章 営業力を強化し受注の安定をはかる
9章 慣習を破れる人材の育成をはかれ