内容説明
デジタル化のビッグウェーブは、経済社会の「血液」ともいうべき「金融・決済システム」をも変えようといている。それが、「電子マネー」だ。サイバーマネー、デジタルキャッシュ、バーチャルカレンシー…など、呼び方はさまざま。この電子マネーを巡って世界中の大企業やベンチャー(金融・カード業界、コンピュータ業界、電話・通信業界、小売業界…)が虎視眈々とビジネスチャンスを狙っている。戦いの火蓋が切って落とされた現在、日本人社会はこの変化を飛躍の好機にできるのか。あるいは、変化に取り残された「化石社会」としてひからびていくのか。国際舞台で活躍する二人の著者が実態を明かす。
目次
第1章 電子マネーウォーズの戦士たち
第2章 インターネット・ウォーズ
第3章 サイバークライムの脅威
第4章 マイクロソフトの標的
第5章 あわてる銀行業界
第6章 カード二大巨人の熾烈な戦い
第7章 ヨーロッパからの新兵器