内容説明
不況の中の人手不足という日本経済始まって以来の特異な局面に企業は直面している。これからは資金繰りだけではなく「人繰り」もできなければ、企業は生き残れない。こうした中にあって、実にユニークな経営で活躍している優良中小企業７社の人材採用・定着・活性化の秘訣を探り出したのが本書である。ゆとりを求める労働時間の短縮、若年労働人口の激減といった今後の日本を襲う時代の流れにどう対応していけばよいのか。その答は本書の中にある。全経営者必読。
目次
序章 企業成長のキーは人材の獲得と定着
第１章 半世紀、赤字がでない秘訣は人にあり―先手の革新でいつもチャレンジの中村商事
第２章 ３Ｋからの脱出への挑戦―失敗に負けずに「常識」に挑戦したヨネセン
第３章 斜陽産業と言われてもやり方一つで優良企業―逆もまた真なりを実践して成功した糸商のイトーヨーカ堂、三山
第４章 社員が自己実現を目指せる会社が一番―教育はトップの責任を実行する高尾
第５章 社員とユーザーに信頼されることが企業発展の条件―隙間のチャンスをつかみ高付加価値路線で成功の秋津鋼材
第６章 企業経営は「共に豊かになろう」の実践から―社員の自主性を尊重する定年のない会社マルチとマルチシステム
第７章 社員を活かすノウハウが成長の秘訣―苦しいときこそ人に投資して成功の山仁薬品
