内容説明
およそ人間の営みのなかには哲学的思念がなければならない。現実の中に「体系性と整合性」を求め続けてきた、東邦薬品社長・松谷義範の全著作を渉猟し、そのエキスを抽出して松谷哲学の全容を綴ったものが本書である。
目次
第1部 松谷哲学概説(両面性の認識;芸術としての哲学;航跡の耀き;正しさと実存;美意識が導くもの;情理の相剋・愛について;愛という原点;生に痛む;力の問題;渚の風景―他者にかかわるということ;思念の多重的構造;民主主義の根処;自由の諸相;実存の変容;生の充実と「愛の原理」―実存を越えて)
第2部 往復書簡



