内容説明
勝利の中に潜んでいた敗因、敗戦の中から掴みとった勝利。戦国武将たちは、何によって敗れ、何によって勝ったのか。
目次
エリートの弱気が生んだ大誤算―明智光秀に見るインテリの弱点
信長流能力主義が内包する危険性―織田信長に見る恐怖支配の反動
実戦家・家康に追い込まれた秀才・三成の誤算―石田三成に見る机上理論の脆さ
大将の欠点がそのまま組織の弱点になった今川―今川義元に見る情報軽視の失態
慢心はいかなる長所をも喰い尽くす―武田勝頼に見る強すぎた将の悲劇
次善の策の欠点を嫌うあまり最悪の策を掴んだ北条―北条氏政に見る大局観のなさと不決断