内容説明
公道最速カテゴリー「WRC」や世界で最も過酷な「クロスカントリーラリー」に参戦するラリーカーには、どのような技術が投入されているのだろうか?本書では、三菱において両カテゴリーのレース車両開発を長年担当してきた著者が、ランサーWRCとパジェロ・エボリューションを中心に技術的な裏付けをもってラリーカーを解説している。
目次
第1章 ラリーの概要
第2章 ラリーカーの運動力学
第3章 ラリーカーのエンジンと冷却系
第4章 ラリーカーの駆動系(ドライブトレイン)
第5章 ラリーカーの車体とサスペンション
第6章 ラリーカーのブレーキとタイヤ
著者等紹介
稲垣秋介[イナガキシュウスケ]
昭和40年三重県立四日市工業高等学校卒業。同年プリンス自動車工業株式会社入社。昭和43年三菱重工業株式会社自動車事業部入社(※同部門は昭和45年に独立して三菱自動車工業株式会社となる)。同年フォーミュラカーの開発を担当。昭和45年ラリーカーの開発を担当。昭和54年ランサーEXターボラリーカーの開発を担当。昭和57年市販乗用車の開発を担当。昭和60年スタリオン4WDラリーカーの開発を担当。昭和63年ギャランVR4ラリーカーの開発を担当。以後ラリーカーの開発に専念し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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