内容説明
富士重工業のアイデンティティのひとつである「水平対向エンジン」。同社はいかにして水平対向エンジンの採用を決断し、研究と開発を重ね、進化させてきたかを辿る。スバル以前の、航空エンジンまでを含む世界の水平対向エンジン事情より始まり、「スバル1000」の開発からコンペティションユースまでを、多くの図とともに解説した決定書。
目次
第1章 水平対向エンジンの存在意義とは(誕生と特徴;先駆者達)
第2章 スバル1000への道(開発史;技術的優位性と4WDへの可能性)
第3章 レオーネからレガシィへ(オンロード4WDへの歩み;ヒット作、レガシィの誕生)
第4章 コンペティションでの水平対向(WRCでの活躍、そしてFJ1600)
著者等紹介
矢誓紀[ヤブキアキノリ]
フリーランス・モータージャーナリスト。1960年2月11日生まれ。日本大学文理学部社会学科卒。大学在学中からの自動車雑誌での編集アルバイトをきっかけに出版業界へと関わることとなる。その後、フリーランスでの執筆活動に入り、数多くの雑誌、ムックなどで取材と執筆を担当。重点研究分野は自動車史、自動車関係人物史、メカニズム史。特にアメリカ車、アメリカントラック、アメリカンポリスカーは得意分野である。クルマ以外にもモーターサイクル、飛行機、船舶、重機や農機などの産業機械、工作機械、近代産業遺跡、軍事技術関係など守備範囲は極めて広い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。日本自動車技術会(JSAE)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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