内容説明
雲仙普賢岳の災害などから活火山地域での土砂移動に関する情報が得られ、非火山地域とは異なる計画論の必要性がわかってきた。災害も土砂災害とともに流木災害や雪崩災害が顕著化してきている。また、単に安全な地域の創出にとどまらず周辺の環境との調和を考慮して、できるだけ自然状態で土砂を流す砂防が実行されている。工法に関してもＣＳＧ工法やリングネット工法等が新たに開発されるなど、新しい観点からの内容の充実が要望されるようになってきた。本書は、２１世紀の砂防関係事業に必要不可欠な技術を現場技術者の皆様に紹介するものである。
目次
第１編 砂防（調査および計画；山腹工 ほか）
第２編 地すべり（調査および計画；地すべり防止工）
第３編 がけ崩れ（調査および計画；がけ崩れ防止工）
第４編 雪崩（調査および計画；雪崩防止工事）
著者等紹介
池谷浩［イケヤヒロシ］
１９６８年京都大学農学部林学科卒業。１９６８年建設省入省。１９９８年同省砂防部長。２０００年（財）砂防・地すべり技術センター砂防技術研究所長。現在に至る。京都大学農学博士
吉松弘行［ヨシマツヒロユキ］
１９７０年鹿児島大学農学部林学科卒業。１９７１年建設省入省。１９９７年同省土木研究所砂防部長。１９９９年（財）砂防・地すべり技術センター斜面保全部長。現在に至る。広島大学学術博士
南哲行［ミナミノリユキ］
１９７７年京都大学農学部林学科卒業。１９７７年建設省入省。２００１年国土交通省河川局砂防部砂防計画課砂防計画調整官。現在に至る
寺田秀樹［テラダヒデキ］
１９７９年北海道大学農学部林学科卒業。１９８０年建設省入省。２０００年国土交通省土木研究所砂防部急傾斜地崩壊研究室長。現在に至る
大野宏之［オオノヒロユキ］
１９８１年京都大学農学部林学科卒業。１９８１年建設省入省。１９９８年国土交通省北陸地方整備局湯沢砂防工事事務所長。現在に至る。京都大学農学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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