内容説明
加害・被害の二重構造の視点から、21世紀の平和運動を展望する。
目次
第1章 戦争体験のなかの被爆体験
第2章 私の被爆体験と軍需会社三菱重工業
第3章 日本の核廃絶運動の反省点
第4章 人類破滅を真剣に憂慮したバートランド・ラッセルの教訓
第5章 日本人の戦争責任にたいする自覚の薄弱さ
第6章 日本の支配層における「加害の二重構造」
第7章 日本の民衆における「加害・被害の二重構造」
第8章 アメリカの原爆投下責任と日本の招爆責任
第9章 日本の植民地支配の犠牲者
第10章 長崎の爆心地域にたいする差別の多重構造