内容説明
明治から現代まで、知識人たちが宗教をどのように考えたか。
目次
1章 知識人空海と宗教
2章 宗教は茶の如し―福沢諭吉の宗教観
3章 我は此の如く如来を信ず―清沢満之と親鸞
4章 「常民」イデオロギーの原像―柳田国男の宗教観
5章 哲学と宗教―田辺元の宗教観
6章 倫理学と宗教―和辻哲郎の宗教観
7章 古寺巡礼の終着駅―亀井勝一郎の『聖徳太子』について
8章 埴谷教における詩学―埴谷雄高と「未来に置かれた眼」
9章 日本人のためのイエスを求めて―狐狸庵先生に聞く
10章 宗教の向こう側へ―吉本隆明の『最後の親鸞』について
11章 循環の思想は人類を救う?―梅原猛の宗教観
12章 原体験を見つめて―古田武彦の宗教観
13章 やさしさと念仏―高史明と親鸞