内容説明
明治以前は、蝦夷地の九割ほどがアイヌシモリであった。本書は、そこに生きてきたアイヌの生活を江戸時代の武士、文人が書き残した記録を通じて、その生活を垣間見て、昔のアイヌの人々の苦労、口惜しさ、悲しさ、腹立たしさ、また反面に自由で、おおらかで、平和な楽しい生活を取捨選択して書いたものである。
目次
第1章 アイヌとの出会い
第2章 蝦夷風俗画と真澄の絵
第3章 アイヌシモリ
第4章 闘争
第5章 芸術・音楽・遊戯
第6章 アイヌの文学
第7章 経済伝承
第8章 真澄が見たアイヌの生活
第9章 真澄が見たアイヌの文化