内容説明
大江健三郎をどのように論じることができるか。新進批評家の新・大江健三郎論。
目次
大江健三郎はどのように論じられてきたか
大江健三郎の小説の書き方
「私」を書くこと―「戦後派文学」の継承
小説と「私」―『「雨の木」を聴く女たち』
家庭・「われわれ」・民主主義―『新しい人と眼ざめよ』
小説の教育は可能か―「キルプの軍団」・『静かな生活』他
蜜三郎の言葉と眼―「万延元年のフットボール」に関する一視角
「万延元年のフットボール」と一揆の物語―「夢のような昔の話」が持つ意味
「個人的な体験」論
「青年の汚名」論
「芽むしり仔撃ち」論
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