内容説明
民族分断・苛烈な弾圧の中で、南朝鮮の詩人は民主・統一をうたいあげる。14人の詩人たちの恨に迫る、得望久しい詩論集。
目次
殻は失せろ・四月も中身だけ残って―申東曄
神よ 私たちの悲しみよ―文益煥
断ち切られた京義線 冷たい車中で―申庚林
大地は熱く 熱く泣いている―文炳蘭
暗闇に震える・暗闇の声を読む―崔夏林
血を流して 更に美しい詩を育む―李盛夫
自由のために・憎悪することを憎悪する―鄭喜成
闘争の剣をふりかざして・私が―金南柱
永遠にあの四月に残っている―姜恩喬
君の凍った肌が裂けて詩の輝くとき―宋基元
道を行く・統一の世の中・道を行く―高静煕
五月に血となってたたかった―金龍沢
南北の地平をつないでこそまことの詩―河鍾五
引きちぎられた生活を縫い合せる―朴労解