内容説明
稲荷町の師匠彦六が、あの世から、落語ファンに贈るメッセージの数々…。
目次
彦六から彦六へ
彦六と私
稲荷町の師匠
あの頃の「稲荷町の師匠」
「林家正蔵会」口演目録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いくっち@読書リハビリ中
4
稲荷町の師匠も客もこれだけの手紙のやり取りを保管しているということが素晴らしい。この時代に一緒に生きて彦六師匠の落語を生で聴きたかったものだと思わずにはいられない。落語会でアンケートを書けばメールでお礼が来る世の中なので、(それはそれで有難いし嬉しいが)やはり味わいが違うというもの。図書館の払下げ品を拾ってきたのですが、ほぼ新品でした。落語本の中でもかなりマニアックですものね。林家正蔵会の口演目録が全部載っているのもうれしい。この本を編集された舞台美術家の伊東清氏も今年亡くなられた。2009/08/21