内容説明
親から子へ、子から孫へ、ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐために。精選作品15編原爆関係児童図書リスト付。
目次
原爆児童文学の系譜
川とノリオ
光の消えた日
あるハンノキの話
ヒロシマのうた
ふたりのイーダ
歌よ川をわたれ
広島の姉妹
8月がくるたびに
おこりじぞう〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フム
6
8月はどうしても戦争と平和に関する本を手に取りたくなる。これもその一冊。原爆を描いた児童文学作品の中から筆者が選んだ15作品。松谷みよ子「二人のイーダ」「まちんと」今西祐行「ヒロシマのうた」大野 允子「八月の少女たち ヒロシマ・1945」など。作品の初出とその時代、作品に対する批評等も織り込んだ解説があり、戦後児童文学を通して平和を考え続けた人たちの歩みについても勉強になった。引用されている作品の一部を読んだだけで涙がとまらなかった。あげられた作品の中から少しずつ読んでいきたいと思う。2017/08/16