内容説明
人類解放の唯一の道である真の社会主義の可能性とその方向を原理的また歴史的に論証した画期的な研究がついに現われた。既成の社会主義は亡びるべくして亡びた。それに代って人類解放の真の道である新生の社会主義の可能性とその方向を、マルクスとグラムシの革命的精神と強力な分析力に立脚して論証したパイオニア的研究。
目次
第1部 20世紀社会主義を検証する(コミンテルン創立期の戦略展望とその基礎理論上の諸問題;社会民主主義と共産主義の分裂;ロシア革命をめぐるカウツキーとレーニンの論争―その今日的意義を考える)
第2部 社会主義像の転回(「現存社会主義」論の諸系譜は歴史の試練にどう耐えたか;「ソ連型社会主義」の崩壊は何を教えるか?―その成立と展開の歴史的特質をめぐって;世紀の転換点に立って)