日本のパノプティコン―官僚主義支配と集団主義教育の社会

日本のパノプティコン―官僚主義支配と集団主義教育の社会

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784380942273
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C0010

内容説明

フーコー、ジラールなど現代思想の〈知〉を、市民社会論に再回収しつつ、日本教育史や少数者差別史、そして90年代日本に機能し延命しつづけるパノプティカルな(一望監視的な)〈装置〉を解析する新鋭の長編評論。「日本のパノプティコン」とはなにか?

目次

第1章 差別国家の「市民」化現象―現代と教育(ビューロクラシーの教育管理―教育と子どもたち;造反される国民国家―「市民」化教育の前兆;「市民」化教育と意識変容)
第2章 〈帝国〉の誕生―歴史と教育(後発資本主義教育の成立―明治日本のディレクション;「まとまり」のイデオロギー―教育;「まとまり」のポリティクス―共同体;教育支配史の黙示録―明治日本のディレクション;後発資本主義の発展―大正デモクラシーと教育;ファシズム化教育へ―「昭和」という道)
第3章 国民国家幻想―教育の修正(差別教育の再生―敗戦後の教育;ポストモダンへの条件―持ち越された「性」差別)
補論 差別・階級と市民社会(歴史と差別;市民社会観と、社会主義・開発独裁への視角)

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