内容説明
国家的利益や社会的利益の前では、「地球より重い」はずの人間の命さえシャボン玉のように軽くはかない存在でしかない。脳死や尊厳死の問題はまさにそのことを問いかけているのだ、と著者は言う。生命科学の現状と思想、報道の実態を通じて、近未来の生命操作社会の危機をしち早く捉え、生命倫理のあり方に石を投ずる。
目次
第1章 脳死と思想
第2章 安楽死・尊厳死とその思想
第3章 現代社会と生命観
第4章 生命倫理と報道
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