内容説明
200年のベールをぬいだ写楽の正体。江戸文化の謎に迫る時代ミステリー…。能役者?浮世絵師?隠密?隠れキリシタン?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
1
東洲斎写楽の新説本を出版したら売れる時代だったから出版したんだよ!みたいな一冊。内容説明を読んで「ムッシュ・シャラク?写楽=シラクのフランス人説か!?」と早合点して買ってしまいましたが、いざ読むとそんなことはなく、隠れキリシタンで隠密な写楽がいろいろあって海外逃亡するお話でした。寛政の改革に挫折して老中首座を罷免になった途端に松平定信が隠居+白河から桑名へ国替えになっていたり、時代考証がいろいろ雑だし、時系列がぐちゃぐちゃ。展開も杜撰で、フランス人説の方が楽しめたかも。いろいろ残念であります。星3つ。2018/06/28