内容説明
年間2000万もの哺乳動物が、動物実験の犠牲になっています。しかし、動物実験で〈有効・安全〉とされながら、薬害や環境汚染を引き起こし、人に大きな悲劇をもたらした例は、数知れません。また、医学の場における無意味で残酷な動物実験は、動物を苦しめるばかりか、人間社会にも多くの弊害をもたらしています。
目次
飼い主に捨てられた動物たちの行方
1匹の犬が問いかけたもの
「美」の犠牲になる動物たち
動物実験でも「安全性」はわからない
人間のためにもならない動物実験
なぜ生命を実験材料にするのか?
動物たちに「戦後」はいつ来るの?
動物たちの叫びに耳を傾けて
動物実験と人体実験の境界はどこに?
なぜ動物実験は隠されているのか
薬は本当に効くのか?
動物を犠牲にしない暮らしを
実験室の中で作られる生命
すべての生命にやさしい医学を
医学にもエコロジーを
動物実験のない社会へ