内容説明
元東京・大阪拘置所の所長として、12人の死刑執行に立ち会った著者が、死刑囚一人ひとりの生と死を見つめて、刑場の内側から語る痛哭のドラマ。
目次
鉄窓の花びら(地獄の使者―森山太助の最後;別離の7人囚ロザリオのくさり―上田加奈男・中山大次郎・奥田一郎のこと;小鳥と老囚―矢島新吾のこと;老柔道家と妻の別れ―岩村治助のこと;獄中の宗教論争―大西幸治のこと ほか)
処刑台の残像(クリスマス近き朝に死す―信仰に燃えつきた、植田覚のこと;名残りの日本シリーズ―死生一如の一喝を求めた、死刑囚・大野耕造のこと;徹夜の写経―絞首台上の遺言、志田泰平のこと;真紅の慕情―別れた母への愛憎に燃える、高田健児;幽囚の歌人―毎日歌壇賞に輝く、島秋人と『遺愛集』;最後の対局―将棋初段、斜陽の異端児、光田亮のこと;獄中のシャドウボクシング―写仏に永遠の安らぎを見た、太田二郎;女死刑囚の余情―般若心経に回心した、浅野幸子;ゾルゲ事件と尾崎秀実―唯物主義者と宗教;執念の闘争のはてに―劉昇八とキャリル・チェスマン;天国と地獄―十字架の下に眠る母子、死刑囚・飯野秋夫のこと ほか)




