感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michael S.
2
帰省したとき実家の父の書棚で見つけて読み始めた。発刊当時はベストセラーだったらしい。満州の国策企業の鉱山で主人公が自分の徴兵猶予を引き換えに、奴隷労働同然の中国人労務者の労務管理で悪戦苦闘するはなしで始まる。市井の普通の人々が戦争に巻き込まれてゆく(積極的ではないにしろ加担してゆく)様子がよくわかる。将来再び日本が戦争に参加しない保障はないのだから、その時自分はどう判断するか? 永遠の0という小説が売れた時があったが、それより参考になる。 ストーリーもしっかりしていて読み飽きない。2018/01/03
あ
0
不幸の前振りの長さ、仰々しさ、時代だなあと思う2017/09/27