内容説明
「分断の生贄」。政治犯をでっちあげた韓国の「闇」。それを支えたのは日本の「闇」。それに抗った日韓の民衆連帯、政治犯の恋人・家族の愛の物語。
目次
序章 死刑執行?
第1章 在日留学生の逮捕・死刑判決(1975~1979)(在日留学生の拘束;家族たち;支援開始;死刑判決;もうひとりの死刑囚・康宗憲)
第2章 大統領暗殺・光洲事件・民主化宣言(1979~1987)(大統領暗殺;光州事件、金大中死刑判決;実業家・孫裕炯の逮捕;民主化宣言;『保安司』の衝撃)
第3章 民主化宣言以後の名誉回復(1987~)(過去の清算;在日協力網)
第4章 家族のもとへ(1988~)(13年ぶりの出所;3千人参列の結婚式;帰日;再審無罪;大統領からの謝罪;人質司法は現代日本でも;刑務所跡地に展示;いったい何だったのか)
番外章 非常戒厳令(2024~)
著者等紹介
西村秀樹[ニシムラヒデキ]
同志社大学ジャーナリズム・メディア・アーカイブス研究センター研究員。1951年名古屋市生まれ。1975年慶應義塾大学経済学部を卒業後、毎日放送に入社、主に報道局で放送記者。北朝鮮には、’82年の金日成主席生誕70年行事以来6回訪問取材。ロシア国境から済州島まで朝鮮半島をほぼ南北に縦断して取材を敢行した。2001年から近畿大学人権問題研究所客員教授。同志社大学、立命館大学で嘱託講師。元日本ペンクラブ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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