内容説明
差別排外主義が跋扈する社会から民主主義を実現する社会を目指すために―。レイシズムとの闘いが求められる。ヘイト・スピーチの刑事・民事・行政規制、反差別教育、対抗言論の全てを総動員して民主主義、人間の尊厳を守らなくてはならない。
目次
1 反ヘイト理論のために(ヘイトの現状と課題;ヘイト・スピーチ研究の動向)
2 歴史の中のヘイト(日本植民地主義の構造;コリアン・ジェノサイド試論)
3 反差別の法理論(反差別の実践的課題;反差別の国際人権法)
4 ヘイト・スピーチ規制法(ヘイト・スピーチの国際人権法;ヘイト・スピーチ法の制定・適用状況 ほか)