内容説明
抵抗は権利であり義務である。ナチ・ドイツと日帝植民地下の朝鮮。自由・独立のために命を賭して闘った、ゲオルク・エルザーと尹奉吉の人と思想。
目次
ゲオルク・エルザー
ナチス時代
ゲオルク・エルザーの闘い
ゲオルク・エルザーの評価
「今以上の流血の惨事」
尹奉吉
植民地化へ
韓国併合
独立運動
憲法・国会なき弾圧体制
尹奉吉のレジスタンス
尹奉吉のレジスタンスの歴史的位置
世界的視点でのレジスタンス、独立運動
尹奉吉の闘いの意味
著者等紹介
田村光彰[タムラミツアキ]
1946年生まれ。埼玉大学(生化学科)、金沢大学大学院(独文)卒業。元北陸大学教員、尹奉吉義士共の会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろ
1
この「抵抗者」は詳細になりすぎず、どんどん読み進められる内容になっています。エルザーやユンボンギルだけに対象を絞らず同時代人たちの話題に触れながら大きな歴史の流れをさえぎらずに、日本、ドイツだけでなく、当時の歴史の流れをわかりやすくくみ取ることができます。 全体として、日本の明治、大正、昭和の時代の流れ、ヨーロッパの国々による世界の分断、植民地化の流れなどがとてもよくまとめられていて近代社会を鳥瞰図的に眺められるような構成になっています。 とてもわかりやすくていい本だと思います。 2019/12/29
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