出版社内容情報
<在日女性文学>在日の女たち。一世、二世、三世の、それぞれの痛みと哀しみのつづれ織り。在日の女たち。一世、二世、三世の、それぞれの痛みと哀しみのつづれ織り。
「済州島には二度と行きたくない…」
「これまでのようにしか生きられへん」
「男の子でなくてごめん…」
ほとり――。
記憶を掘り起し、原石をたどれば、同じ光が放射されるだろう。
若紫、限りなく桃色に近い紫色。泉美の家に咲く無窮花の色だ。
無窮花は韓国の国花――。
散るときはひっそりと、つぼみを閉じて、ほとり――と、落ちる。
李 栄汝[イ ヨンニョ]
著・文・その他
内容説明
「済州島には、二度と行きたくない」「これまでのようにしか生きられへん」「男の子でなくってごめん…」在日の女たち。一世、二世、三世の、それぞれの痛みと哀しみのつづれ織り。
著者等紹介
李栄汝[イヨンニョ]
1957年大阪生まれ。在日朝鮮人三世。大学卒業後、民族教育・文化運動を在日の街、大阪市生野区で行ない1992年に小学校からの夢だった執筆活動を開始。関西機関紙編集者クラブ、解放新聞社の記者を経て、2010年3月に現役を退く。2010年10月から「ことばさがし庵 希汝(ふぃーよ)」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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