内容説明
16年間行方不明の男からやっと届いた手紙…。南島文学の担い手が、「護憲」への思いをこめ、渾身の力で書き下ろした数奇な「運命の人」をめぐるモデル小説。大江斎の生に待ち受けた戦争の影、祈りの日々と真実とは?奄美のカトリック弾圧劇を横糸に織りこんだリアルストーリーが涙を誘う感動の長編大作。
著者等紹介
吉田良子[ヨシダリョウコ]
奄美大島に生まれる。鹿児島県立奄美高女・新制大島高校を卒業。復帰運動や託児所設立の婦人運動などを経て中学校教師になる。5年後上京。病気になり帰郷。3年後再び上京。保健同人「暮らしと健康」編集。以後、近畿建築士のひろば、食味随筆誌「甘辛春秋」、朝日新聞嘱託記者としてアサヒファミリー創刊など編集・取材に携わる。1978年病気を機にフリーに。hiroba嘱託。小説を書きだす。十日会同人「文学空間」に「孤島の肖像」を連載。他「火山島」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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