現代の「心身総合医学」を知るシリーズ
性科学

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784380052064
  • NDC分類 491.35
  • Cコード C0011

内容説明

「夜のあれ」から「エッチしよう」へ―精神科医が多数の臨床例をもとに書き下した真摯な研究。セックスレス、乱交、獣姦、できちゃった結婚、浣腸、出会い系、サディズム、「種の保存」、「中心性欲」と「辺縁性欲」、歓迎されざる出産、「性愛行為」の必要性、避妊後進国・日本、同性援助説の衝撃!漂流する現代の性事象に対して、「性科学」のメスを入れる。

目次

第1章 性科学の現代性
第2章 性科学の「科学」としての条件
第3章 異常性欲から辺縁性欲へ―「異常」からの出発点
第4章 中心性欲から辺縁性欲へ
第5章 社会情勢の変遷と“性”の変遷
第6章 “性”についての医学的検討―細分化する医学の現状に反駁して
第7章 日本医療の問題―日本人の“性”のために
第8章 「性科学」の今後の展望
補章 “性”をめぐる政治的諸現象―クレオパトラから9・11まで

著者等紹介

定塚甫[ジョウズカハジメ]
定塚メンタルクリニック院長、JMCストレス医学研究所顧問。1946年富山県高岡市にて出生。1973年金沢大学医学部卒業。1973年名古屋市立大学医学部精神医学教室、1974年好生会三方が原病院精神科医長。1979年国立豊橋病院神経科医長・心療内科設立医員・愛知県立保育大学講師。1983年電電公社名古屋中央健康管理所神経科部長。1991年心療センター矢作川病院副院長。1993年カリフォルニア大学アーヴァイン校名誉客員講師。1994年より定塚メンタルクリニック院長・JMCストレス医学研究所顧問。資格:精神保健指定医、心身総合医学科指導医、アレルギー学専門医、日本心身医学会代議員、愛知県へきなん幼稚園理事など。専門は精神神経免疫病理学、性科学、児童精神医学、アレルギー学、産業医学など
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感想・レビュー

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Hajime Jozuka

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日本で読むことのできる、唯一の性科学専門書のようです。著者は、取材に応じて、思いつくままでの著書としたかったみたいで、引用文献もなく、取材と統計、そして知られざる知識の供与でしたね。やはり、これ以上の性科学書は見られませんね。2017/03/27

空白少女

0
性科学の概論書ではなく、心療内科医の著者が医療の臨床における性の観点の欠落や現代人の間における性愛の欠乏を指摘したもの。対人援助職においてセクシュアリティの観点を備える必要性があるというのは同意できる。 しかし同著者の「愛のマニュアル」でもそうだったが、相変わらず引用文献一覧が掲載されていないなど研究結果や文献の扱いが杜撰なところが気になる。あと、人格障害についてちらちら言及されているが定義がおかしい気がする。2023/02/25

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